黒豆の枝豆
姫路の知り合いから、枝豆をたくさん送って頂いた。
この季節だと、もうだいぶさやも黄色っぽくなって、
しかも枯れた感じにもなっている。
でもこれがすごいのだ、と、送り手の友人はいう。
「自家用につくったから、農薬ゼロ。だから虫もいっぱい入っているよ。
そういうのを捨てると食べられるのは全収穫量の2〜3割だけなんだって。
つまり全量出荷する商品としての枝豆は、
どれだけ手間暇かけて、農薬もかけているのか、ということなんだよね」
水に浸して虫を出して、干してから塩茹でしてみた。
すっかり無骨に節くれ立ったさやから飛び出してくるのは、
ぷっくらと膨らんだ大粒の豆の数々。
これぞかの有名な丹波の黒豆なのである。
せっかくなので、砂糖とみりんと醤油少々で煮てみた。
いわゆる黒豆煮よりは、青い豆の味が口に広がり、
本当に美味なのだ。
原稿を書きながらの煮物は、小さな楽しみだ。
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そんな訳で、この日の私が食べたのは、
・弁当〔おにぎりと唐揚げと肉団子など〕
・黒豆
・サンマと大根の煮物〔夫作〕
原稿書き中の怪しい食生活と夫の手料理が同居。