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大盤振る舞い

気が付けば、
ブログを始めて1ヶ月が経っていたのだった。
めでたい! まあ、せめて目で鯛のご馳走を堪能して下され。

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小さいときから「鉛筆と紙を持たせておけば何時間でもおとなしい」
といわれて育ち、電脳世界への突入をかたくなに拒んでいた私は、
つい数年前まで原稿用紙に鉛筆書きで、雑誌や本の原稿を書いていた。

さすがに担当していただく編集さんに申し訳なくなって、
パソコンを手にしてみれば、何だ、簡単で面白いんだ・・・。

キーボードを叩くのは、ピアノに似ている。
鉛筆書きの時はドビュッシーかサティがBGMだったが、
パソコンは案外、ショパンが激しくてしっくりきたりする。
そういえば「ピアノの前に座らせておけば、何時間でも弾いている」
子どもでもあったのだ。

実はこのブログ、ある日、友人たちに半ば無理矢理作られ・・・、
いや、作っていただいた。
「今時、創作を生業とする者が、ブログやHPのひとつも持たないでどうする!」
ということらしい。
目の前であっという間に設定され、それでも嫌だ嫌だとぐずっていたら、
「じゃあ、私が眞鍋2号!」「僕が眞鍋3号!」と、
私がトイレに行っている間に、
眞鍋6号までゴーストライターのシフトが組まれており、
眞鍋2号が、すでに文章を打ち込み始めていた。

そ、そんな、と、慌てると、
「1日でも欠かせば、私たちが書きます」というお達しに、
本気で怯えて、毎日夢中で書きまくった。
パスワードの設定を変えれば、私しか書けないことすら知らなかった。
まるで、操縦法を知らない魔法のじゅうたんに乗せられて、
「達者でなあ〜」と、見送られた気分だった。

そして気が付けば、
すっかり「キーボードを叩いていればおとなしい」人になっていた。
もともと、毎年正月元旦から原稿を書いていた私だが
つくづく書くことが大好きなのだと、改めて感じ入る今日この頃だ。

夫の写真もこうしてみると、
改めて「すごいな・・・」と、思ったりする。

友人たち、そしてご覧下さる方々に、心から感謝します。
まだまだいきます。
書きたいことは、800年分ぐらいあるので。



*そんな私の最新刊「中古民家主義」(交通新聞社)もよろしくお願いします*

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そんな訳で、その日の私が食べたのは、

・金目鯛のお造り(冬の伊豆名物)
・金目鯛の刺身入り豪華海鮮丼

  いつだったかの正月明けに熱海にて。
  魚屋の奥に食堂があり、大盤振る舞いの海鮮尽くしであった。
  熱海は面白いぞ。

by sibamataumare | 2008-02-24 22:20 | ひとりごと