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秘境の隣

 

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 もう随分長いこと、私と夫はいろんな人々の生活を覗いて歩いている。
 旅や仕事の道すがら、ベトナムの村落や都市部の住まいや少数民族の住居、タイの貧乏長屋や都市生活者の安アパート、カナダの新移民の家、アフガニスタンの戦時下の暮らし、日本の過疎村や離島や漁村の伝統的民家、山谷のドヤに新興住宅地の女子中学生のお部屋、町工場から銭湯の裏側から重要文化財級の豪邸まで、折りにふれてはおじゃましてきた。
 それはどんな建物で、誰が何でそこに住んで、どういう風に暮らしているのか。
 ただただそれが知りたかったのだ。
 
 「山村探検家」という肩書きも知り合いの編集の方から賜り、
それこそ「秘境」探検に爆進していた時期もある。

ところが、ある日、ふと気付いた。
「秘境はすぐそこにある」
誰も知らなければ、いや私が知らなければ、それは「秘境」なのであり、
そこを訪れることは「探検」以外の何ものでもないのである。

 そこで、私達の「隣の秘境探検」が、始まった。
 東京の家々を覗き歩くのだ。


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そういうわけで、この日の私が食べたのは
・黒パンにチーズとルッコラ
・みかん(酸っぱめが我が家の好み。「中の皮ごと食べるなら、小ぶりな方が皮が柔らかいよ」と、いつもの八百屋さんのアドバイス)
・タヌキ煎餅風?(姫路の友人から送られた。カラフルな極薄餅で焼くとふくらんでパリパリ。ほんのり甘くて美味。ただし初めての時には油断して、オーブントースターが燃えた模様)

    原稿書きに夢中だと食べるのを忘れるし、食べ物に夢中な時は、つまり・・・。

       

by sibamataumare | 2008-01-27 13:02 | 中古民家主義