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海苔すき体験

東京湾の漁師町ツアー・1月分が迫ってきた。
千葉県は木更津市の漁師さんに、海苔の作り方を教えていただくのだ。

海苔というのは、実は海藻のひとつで、
秋にタネを付けた網を海に浮かべて育てていく。
それを11月中旬から3月頃まで、冷たい海の中で刈り取るのだ。

今回は強風が吹かなければ、その養殖現場まで船で連れて行ってもらう。
浅い海一面に竹を垂直に刺し、
その間にハンモックみたいに網を浮かべた風景は壮観だ。
これは滅多に見られない。

この海、明治以降の100年間で9割が埋め立てられてしまった東京湾でも、
唯一残った完全な形の干潟、盤洲だ。
つまり東京湾の原初の姿が見える場所。

そもそも江戸時代には、海苔は目の前の東京湾だけで作られた、
江戸の特産物だった。
昭和37年に埋め立て事業に伴って廃業するまで、
東京湾の海苔は、質量共に全国随一だったのだ。
その当時の養殖法がまだ生きているこの地で、
その当時の手漉きで天日干しの海苔作りを体験させていただく。
これが旨い。

生海苔の試食も美味だし、
地元漁師たちが、仕事に持って行く「てっぽう巻」という
シンプルなのり巻き弁当の作り方も教わる。
これもまたまた美味なのだ。

どうぞお越し下さいませ。
防寒準備はお忘れなく。
何しろ「食べものは、こんなに苦労して私たちのためにつくって下さっているのだ」
を身を以て体験するツアーなのだから。

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そんな訳で、この日の私が食べたのは、

・揚げ太刀魚と大根の焼き干しだし煮物
・カブとカブ葉の味噌汁
・カブのぬか漬け

夫作の昼ご飯。美味。

by sibamataumare | 2010-01-22 11:54 | 催し物情報