原稿を書き終わったので、ローカル線に飛び乗った
原稿書きで数日こもった反動で、
というか取材がたまっていたので、
今日は早速地方回りだ。
ローカル線に乗って、所々で町をぶらぶらした。
家々に掘られた井戸を、何カ所かで道行く人に開放している町では、
水飲み比べをしてみた。
すると家によって、風味がほんのり違うことにビックリした。
わずかに硫黄臭のする薬効がありそうな井戸水や、
いかにも井戸水といった旨味のある水、
美味しい蕎麦を打つ食堂のご主人の家に湧く井戸は、
すっと透明な誠に美しい水であった。
どれもヒンヤリ冷たくて、歩き疲れた喉を潤してくれる。
城山に登ると、山に囲まれた小さな里が一望だった。
稲は黄金色。
美しい季節だ。
それから温泉ホテルの脇にしつらえられた無料の足湯に浸かった。
青春18きっぷで旅をしているという若い女の子が後から来て、
しばし閑談。
「青春」の2文字が似合うな、あの子。
あ、私たちも使えるんだっけ。
いや、その熟語ではなく、きっぷ。
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そんな訳で、この日の私が食べたのは、
・手打ちそばと天ぷら盛り合わせ
・ウリとキュウリのぬか漬けと白菜漬け物
・井戸水で作った豆腐の冷や奴。ネギが美味
地元の産直売店で毎朝採りたての野菜で作った天ぷらや漬け物美味。
食べ物好きなご主人と見た。