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夏の盛りに、取り憑かれたように作りまくったアンズジャムも、
あとひと瓶となった。
初夏に、やはり取り憑かれたように作り続けた夏みかんのマーマレードも、
まだひと瓶あるものの、
ここはひとつ、新たなジャムを、と、いちじくを買い込んだ。

最近、ようやく果物の分量と土鍋の大きさと瓶のサイズの、
相互関係がわかってきた。

透明な長方形のパックに入った果物は、
種やヘタや皮を取り除いたとして、
うちの土鍋には、3パック分がちょうどよい。

が、熟しておいしそうなのでついつい生のままつまみ食いをしてしまうし、
痛んでいたりするものも少々あるので、
念のため4パック買っておき、鍋に余裕があれば果物をもう少し足してみる。

そしてこれに砂糖を3割ほど入れて煮ると、
我が家の土鍋は、ぶくぶくと泡立ちながらも、あふれることはない。
完成のあかつきには、大きめの瓶2瓶ちょうどか、
ちょっと足りない位の分量となる。

で、果物は手でぐちゃっと潰してその上から砂糖をかけて、
1時間ほど置いておく。
涼しい季節のイチゴは、一晩置いたこともある。
こうして果物から水をたっぷり出しておくと、
強火でさっと煮えてトロトロに早くなるし、楽だ。
土鍋は厚手だから、火の回りが柔らかくて焦げ付きにくいし、
底の丸みが木ベラでかき回しやすくて、
ジャム作りにはうってつけなのだ。

15分ほど煮詰めて、ぽたりと水に落としてみる。
ジャムが散らばらずに水底に沈んだら、
柔らかそうに見えてもちょうどいい固さ。
冷えればもっと固まるからだ。

今年は梅シロップ作りをひと瓶失敗して発酵させてしまい、
成功品も夏が始まるや、早々に品切れになってしまったので、
アンズジャムを冷たい水で溶かしてジュース代わりに随分飲んだ。
もちろん、砂糖たっぷりなのだが、
少なくともその分量と添加物の無いことを自分で把握できる分、
体に良いことにした。
玄米黒酢を入れると、また美味なのだわ。

これから先はブドウジャムにリンゴジャム、
そしてそのうちイチゴジャム。
ジャムを作っておくと、他の甘味があまり欲しくなくなるし、
果物のかたまりだけに、それなりに栄養や効能もありそうだ。
ヨーグルトにパンに紅茶にジュース代わりにと、
まあ、便利なものだ。

そういえば以前、カナダ人の友人と山登りをした時、
彼が村のよろず屋で買い込んだのが、
食パン一斤と紙カップ入りのジャムだった。
「荷物になるよ」と皆で笑ったが、
登山中、すこぶるラクに美味しく食べられる携行食として、
一番人気だった。あの甘酸っぱさは本当に元気が出る。

何だかそんなことも思い出しながら、また土鍋をかき回す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな訳で、この日の私が食べたのは、

・ステーキ
・マッシュポテト
・ザワークラウト風キャベツ
・パン
・リンゴと柿
・いちじくジャム入りプレーンヨーグルトと紅茶

近所のスーパーで安売りのアメリカンビーフが、
妙に美味しそうで、久しぶりに夫が焼いた。
味付けは塩こしょうニンニク。
昔々カナダで毎晩焼いて食べていた味だね、と、思い出語りつつ。

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by sibamataumare | 2011-10-08 00:15 | 食べもの | Comments(0)

久々に夫の田んぼへ行った。
すでに稲刈りは終わり、竹を組んだ馬に稲が干されている。
この日の作業は、わらくずや雑草を集めて燃やすことだ。

ところどころまだ湿った土を踏みしめながら、
草をレーキで集めて、火を付ける。
煙に追われて、田んぼを右往左往しながら、
草の山をあちこちに作る。
以前は田植えと稲刈りだけ参加していたのだが、
この頃は裏方専門。
米ができるまでに、随分手間がかかるのだなあ、と身に沁みた。

他の田んぼの方と会話を交わした。
「今年はいいよ」という彼に、
「あの、放射能は?」と恐る恐る尋ねると、
「ああ、大丈夫だったよ。この辺は全然でなかった」。
本当に本当によかったね、と、心から喜んだ。

草を取りながら、土を掘り起こすと、
田は一面の粘土質だ。
セシウムが付着しやすいのがこれか、と、まじまじと見つめたが、
別に見える訳でもない。

テレビニュースによれば、
どうやら土の種類によって、
セシウムが吸着しやすいものとそうでないものがあるらしい。
福島のそれは、吸着しやすく、
それだけにかえって稲に及ばなかったのでは、と、
専門家が解説していた。
いろいろあるんだなあ。

さらに田んぼの彼がいうには
「うちは地下水を使っているからね。水脈に放射能が染み込むまでは、
何十年もかかるだろう」。
ああ、そうか。
田んぼの水ひとつとっても、
地下水に貯水池、山の水、河川から引水した用水路。
田んぼも平野に山の棚田、山陰の風の向き。
いろんな要素が、想像以上に複雑に絡み合っているのだ。

自分が作った米は、やっぱり食べたい、食べさせたい。
でも、やっぱり本当のところを知りたい。
第一次産業の人々は、皆そんな思いを胸に田畑を眺めているのだろう。

念のため、表土を取り去ってはどうだろうとも思ったけど、
うちの小さな田んぼ一枚だって、今日の作業だけで、ヘトヘト。
手作業じゃあ無理だろうなあ。

空があっけらかんと青い。

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by sibamataumare | 2011-10-01 17:01 | 食べもの | Comments(0)