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あれから、東京湾の津波について、
ぽつぽつと聞いて歩いている。

で、聞けば聞くほど、興奮のるつぼ。
「神田川もすごかったけど、隅田川も」
「いや荒川も」
「船橋だって」「行徳はどうかな?」
と、知り合いの漁師さんや船宿や漁業/船舶関係者に教えられて
行く所がどんどん増えてくる。

「今は笑ってるけどね、漁師は泣いてるんだよ。心ん中で」
「だけど、三陸のに比べたら、たいしたことないからさあ」
「むしろ、こっちから三陸に助けに行かなくちゃ」
「養殖いかだの修復中に、骨折しちゃった」
そんな声を聞くたびに、やっぱり記録しておかねばと思う。
大震災の中では些細なことかもしれないけど。

決めた。もう意地だわ。
この連休中に東京湾を全部(でもないけど)回ることにした。
でもまだ半分も行っていない。
改めて広い、東京湾。

5月8日のスライドトークで、ある程度お話できると思います。

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by sibamataumare | 2011-04-28 02:11 | 東京湾 | Comments(0)

たまにお手伝いさせていただいている「トキワ荘」関連のイベントです。

手塚治虫や赤塚不二夫、石ノ森章太郎など、
数々の漫画家を生み出した漫画の聖地であるアパート
「トキワ荘」の記念碑完成2周年記念のイベントだ。
ブログ「トキワ荘通り」
4月29日(金)
豊島区南長崎2〜3丁目界隈の商店街で、
スタンプラリーや屋台、ミニ資料室、
赤塚不二夫ゆかりの紫雲荘特別公開など

そして午後3時より、旧目白映画2階にて、
「トークイベント&チャリティサイン会」を開催。
このMCをさせていただきます。

実は今回の大震災で、宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」は、
大きな被害を受けました。
そこで、会場にて義援金を受け付けます。

石森プロ代表である石ノ森章太郎氏のご子息、小野寺章氏
トキワ荘ゆかりの漫画家永田竹丸先生、よこたとくお先生
それに水野英子先生と名編集者丸山昭氏をお招きして、
限りなくトキワ荘に迫るトークを公開します。
そうとう楽しそうです。

どうぞおいで下さいませ。

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久々に、大震災とは別の世界を書こう。

ホルモン焼き屋へ行って来た。
友人の開店早々の店だ。
このメニューを夫が撮影するのと、食べた感想を書くのが仕事だ。

で、食べまくった。
肉刺しの数々は、それは美味で、
牛も豚も、心臓から大腸小腸、子宮にのど仏と、
あれ? こう書くと、あんまり美味しそうじゃないなあ、
まあいいや。
とにかく、
じつに様々な部位が、食べものとして私たちの胃袋に収まっていくことに、
感動すら覚えてしまった。

ああ、でもこうした牛たちは、被災地の酪農家も育てていたんだなあ、とか、
この店の盛岡冷麺は、オーナー自ら現地の製麺工場から取り寄せているのだが、
一時は生産ができなかったこととか、
同行した内装業の友人が、
茨城県で被災したショッピングモールの改装を手がけて、
「大変そうだったよ」なんていうのを聞くと、
やっぱりピクンと反応してしまうのだった。

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by sibamataumare | 2011-04-25 23:30 | 食べもの | Comments(0)

東京大学に行って来た。
緊急ワークショップ「東北地方太平洋沖地震・津波」に、
おじゃましてきたのだ。
さすがは最高学府、
今回の大震災をじつに様々な角度から、説明していただき、
驚くことばかりだった。

特に地震研究所の郡司先生の調査はすごかった。
宮古〜久慈の海岸線にある入り江という入り江、
つまり多くの漁港などを回って、津波がどれほど高かったのかを調べているのだけれど、
20~30m級の津波が、何十カ所も発見されたというのだ。

だけど、ちょっと待って、
昨日現地で電話連絡したササキケンジさんによれば、
「八戸から宮古までは、まだましだったよ。すごいのは南三陸町あたり」
彼は震災後2度目の東北行きの最中だ、
「南三陸あたり」この先生のご担当ではなく、まだ結果が出ていないのか、
発表されていない。

いったい、どんなだったんんだろう、今回の津波。

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あの地震以来、自分に何ができるのかを、
考え続けていたのだけど、
ともかく、これ。
まずはいつもの通り、スライドトークを開催することにしました。

題して「三陸と東京湾の漁師町 大震災以前の姿から」
5月8日(日)午後2時〜5時
光塾COMMON CONTACT並木町(渋谷)

どうぞおいで下さいませ。

現在テレビで映し出される無惨な三陸の漁村。
本来はそのひとつひとつに日常生活や特色があったことを、
夫とこれまで取材し、記録して歩いた土地の写真をご覧いただきながら、
ご紹介させていただきます。
日本の漁業食料庫である三陸沿岸が
どれだけ私たちの食卓を豊かにしてきたことでしょう。
最新被害状況も調査中です。

そして人知れず涙する、東京湾の漁師さんや船宿。
東京湾にも津波や地震の被害はあったのです。
ただいま地味に現地を取材中。
「防波堤を越えたから4mぐらいあったかも」「船が30隻以上転覆」
「石油タンク爆発で海苔が一瞬にして全滅」
「定置網の底が破れた」「養殖ワカメに打撃」
「魚市場が腰まで浸水、防波堤に駆け上がって命からがら」
「漁協が液状化現象で入口ひび割れ」
現地で聞く話の数々に、ただただ驚くばかりです。

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久しぶりに、夫の田んぼを手伝いに行った。
といっても草刈りなどの軽作業だ。

山桜は満開、広場にはタンポポ。
田んぼの周りには、よもぎの新芽があちらこちらに芽吹いている。
思わず仕事を忘れてよもぎを摘みまくった。
草餅を作るにはうってつけの柔らかさだ。

のどかだなあ、と、ほっとした。
何があろうと、春は着々と国土に広がってゆく。

地元の農家さんと、のんびり話をした。
出荷制限のある地域はかわいそうだなあ」といいつつも、
「ここだっていつ言われるかわからないしね」とつぶやいた。
春爛漫で平和な農村にも、
そこはかとない不安が、ひたひたと近づいている。

都会でも「水道水」だ「放射能だ」とひやひやしているが、
彼らは家業に直結しているだけに、返す言葉もなかった。

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声を聞いた瞬間、思わず涙がこぼれた。
震災後、初めて岩手の漁業関係の方に、連絡が取れたのだ。
ずっと前に取材でとてもお世話になった方だ。

相手が無事かどうかわからない電話番号が登録されている、
とても不思議だ。
そんな電話番号が、私の携帯電話にはいくつかある。
たまに発信してみたのだが、今日ようやくその一人に繋がったのだった。

その方は、たまたま高台にある市役所に用事で行っていたそうで、
家も高台にあったため、ご家族は全員無事だったとのこと。
もちろん三陸のリアス海岸だから、津波はひどく、
「500m内陸の小学校まで、全滅です」。
ワカメやホタテの養殖が盛んだったその漁村の風景が、
目に焼き付いている。

ようやく電気も水道も繋がったけど、
新聞を見たのは2週間後、唯一の情報源はラジオで、
テレビとインターネットはまだ見られない。
「だから津波の映像は知らないんです」とその方はいう。
きっと観る気にもなれないのだろう。

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by sibamataumare | 2011-04-10 21:13 | 漁師 | Comments(4)

築地市場近辺で、2日間JF全漁連が義援金募金をするというので、
わずかながら応援したくて、チラシを配って歩いた。
ご協力くださった皆様、本当にありがとうございます。

これは直接、被災地の漁業者・漁業関係者に届くので、
よかったらご協力くだされ。

[義援金口座] 
三井住友銀行 東京公務部(店番096)普通口座 0167499
がんばれ漁業募金口(ガンバレギョギョウボキングチ)
(新しい口座です)

ところで、市場場内で、良い話を聞いた。
長靴屋さんが、被災地にいち早く在庫の長靴を寄付したというのだ。
しかも自分で送り先を探して、岩手県庁に直接送ったのだという。

これは嬉しいだろうなあ。
現地はがれきの山だし、まだ雪すら降っている。
「町中に、くるぶしまでヘドロが溜まっているから、来るなら長靴必携だよ」
と、石巻の友だちも言っていた。
ましてや漁業者に、長靴は必需品だ。

この長靴屋さんは、「伊藤ウロコ」という。
ここのオリジナル長靴は、市場人御用達で、
噂では「下っ端は履けない」とか。
場内では魚脂混じりの水が、床を常に濡らしているが、
ここの靴底は材質を選んで作られており、絶対に滑らない。

恥ずかしながら私も一足持っている。
天然ゴム製で、とても履きやすい。
魚脂対応ではなく、雪道でも滑らず野外でも歩きやすい方を選んだ。
漁港や山間部、農村部などに行くことが多い私は、
いつも長靴かトレッキングシューズを履いている。

この長靴でも、飛行機に乗り、町を歩き、漁船に乗り、魚市場を訪ね、
雪混じりの山道を歩いたが、何日歩いてもそれほど疲れない。

あ、宣伝になっちまった。
いろいろと嬉しかったので、つい。
たまにはいいか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな訳で、この日の私が食べたのは、

・ホタテ稚貝と豚バラ薫製と野菜のトマトスープ煮
・全粒粉パン
・手作りイチゴジャム
・コーヒー

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by sibamataumare | 2011-04-08 23:46 | 東京湾 | Comments(0)

あー、進まない。
たったこれだけ書くのに何日かかるのだ。まったく。

築地市場場内場外の知り合いの方々に、
今回の地震の余波についてうかがった。

「最初は何にもなかったけど、ようやく商品が並ぶようになったよ」
「でも高級食材は出ないよね。
料亭なんかがやっていないから、安いのは売れるけど」
と高級珍味の店

「困っちゃうんだよな。うちはこれから三陸や常磐の魚が入ってくるはずなのに」
と、いかにも高級そうな魚介や活魚を扱う魚屋さん。
ヒラメやマコガレイ、アイナメなど、常磐ものがおいしくなる季節なのだそうだ。

「三陸のワカメはこれからで、
今はヒネ(去年産)だから、在庫を少なめにしてたんだよね。
新モノ入荷寸前だったのに、皆流されちゃったらしい、だから在庫がないんだよ」
と乾物屋さん

「三陸は練り物がたくさん生産されるんだけど、
これがないとなると困ったもんだね」と、かまぼこ屋さん

「自粛ムードの上に、電車が不規則だから、夜のお客さんが全然来ないよ。
うちも先週まで昼しか営業しなかった」と、時折立ち寄る飲食店。

それでも、ま、頑張ろうよ、ってな感じで、市場を後にした。
皆様 募金をありがとうございました。

そして家に帰って、テレビをつけると、
「福島第一原発で、汚染水を放水し始めました」
「コウナゴから基準量を超えた放射線が・・・・」

・・・・・・・絶句した。

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by sibamataumare | 2011-04-07 22:28 | 東京湾 | Comments(0)

結論から言えば、築地市場は無事だった。
「多少水の配管がずれたけど、すぐ直した」というし、
津波の害は、隅田川に面した防潮堤の分厚い防潮扉?を閉めたし、
全く影響なかったという。
この分厚い鉄の扉が、本当に稼働したのかと、しみじみ見上げてしまった。

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