ドヤ
昨日、寿町に遊びにいったので、その続き。
横浜の寿町は、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎と並ぶ日本の三大寄せ場のひとつだ。
大阪のは、私は2度ほどぶらぶらしただけなので、よくわからないが、
横浜と東京は、何となく気になる場所だ。
山谷はかつて家族連れは優先的に公営住宅などをあてがわれたため、
写真のような単身男ばかりの町になってしまったが、
寿町には、家族連れも多く住んだらしい。
そのため、町には保育園が2カ所、学童保育もある。
確かに夜、酔っぱらったおじさんが救急車に担ぎ込まれるそばを、
小学生の女の子たちが、楽しそうにおしゃべりしながら歩く姿を見かけたりする。
女子どもがいる町は、何だか温かい。
昨日も飲み屋の店先にせり出したテーブル席で、一杯やっていたら、
子どもたちが、賑やかに通り過ぎていった。
5人で少しだけ飲んでお勘定すると、2200円だった。
割り勘にまごついていたら、おかみさんが
「いいですよ、細かいのがなければ2000円で」。
もちろん払ったけど、そういう町なのだなあ、と、しみじみした。
まあ、次の瞬間、
「住んだら大変なところだよ。ここは!」
私の心を見透かしたかのように、
通りすがりのおじさんが、何故か突然、吐き捨てるように私に言った。
それもこれも面白い。
人間、お金だの学歴だの地位だのなんて、
クソ喰らえ! 誰かひとりでも見守ってくれる人がいれば、
生きていればそれでいい。
そんな簡単なことを忘れないために、私はたまにドヤへ行く。
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そんな訳で、この日の私が食べたのは、
・そうめん
・タマネギと豚肉とインゲンとナス炒め
・納豆
暑い夏の朝兼昼