上々颱風ひとやすみ

やっと原稿書きが一段落した。
何日も頭を抱えて唸っているくせに、
書き終えると幻想の世界から、いきなり現世に引き戻されたような虚脱感が、
嬉しいのか寂しいのか。

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ちょっとした文章であっても、
頭の中で繰り広げられるその世界に、
ギューっと彷徨い込むのが、私は大好きなのだ。きっと。
で、文字でそれをなぞる。

そんな中、パソコン画面に「上々颱風活動中止」の文字が時折見え始めた。
驚いた。

海辺の友人宅で観たステージのビデオが、彼らを知る最初だった、
何だこれ?
そのうち、湘南の友だちに「近所でライブがあるらしい」と連れられていったのは、
畑の真ん中の元豚小屋だった。

はまった。

それから随分、ライブに行ったなあ。新宿コマ劇場や九段会館、神社の境内。
友人の店で演奏してもらったこともあった。
あの留まるところを知らない元気や深い詩に、
どれだけ励まされたことか。

ぐいぐいと引き込まれるあのステージ、
2人の桁外れな美声、
テクニックのすごさに作詞作曲の素晴らしさ。
その瞬間、私たちはやはり彼らの幻術に惑わされ、
身も心も踊りに酔いしれた。

そういえば、私が最初に本を出した時、
「無名だから売れないんだよね」と、ついぼやいたことがある。
その時の紅龍さんの言葉が、今蘇った。
「誰でも最初は無名だよ」。

嬉しかった。
でもごめん、私まだ無名のままだわ。

一座を率いて、「無名」ではないご苦労も多々あっただろう。
ひとまず、お疲れさまです。
ずっと待ってますからね。再開の時を。
あの幻想の世界に、またおじゃましたいです。




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そんな訳で、この日の私が食べたのは、

・おでん
・ご飯
・豆腐とワカメと玉ねぎのみそ汁
・大根の漬物

私が数日前にささっと作った煮物が、
気がつけば、おでんに進化したらしい。
当時の物的証拠が煮詰まって出て来た。
でも美味。
原稿書き中には、ちょうどいい食べものだ。
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by sibamataumare | 2013-02-03 23:30 | ひとりごと