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マーマレード練習10瓶目

友人が田舎の庭で採れたという夏みかんを持って来てくれた。
しかもみかん箱一杯分。
重いのにありがたいことだ。

もちろん無農薬ノーワックスの自然派なので、大喜びだ。
早速、マーマレードを作ることにした。
毎年、このための夏みかん探しには苦労しているからだ。

ちょうど、原稿書きが一区切りしたから、
3日前からマーマレード作りを始めた。
いつもは土鍋で、ちまちまと作業をするのだが、
一回にせいぜい3個分なのではかどらない、
そこで、大鍋でがんがん作ることにした。

まず皮を剥がしてさっと茹で、細かく刻んで水に浸す。
翌日、実を刻んでドロドロに煮込み、夕べの皮と共にまた煮込む。
途中、焦がすといけないので土鍋に移してこまめに木べらでかき回し続ける。

2日がかりで、丹誠込めて手がけたにも関わらず、
何だか皮が固い。
トロっとしていない。
苦みが強い。

砂糖をまぶして果汁が出るのを待ったのは良いが、
逆に浸透圧で皮が硬くなったのかもしれない。
砂糖は小分けにしなければならないのに、
一気に入れてしまったのも敗因らしい。
あ、かき回し過ぎると、団子状に固まってしまうと、
ネットで調べると書かれていた。

何というか、夏みかんの皮の甘煮としては美味なのだ。
ま、いいや、練習台は何個でもある。

次回はさらに皮を柔らかく煮てみることにした。
皮は更に細めに刻むことにして、
グラニュー糖の場合と、種子島の粗糖の場合、
水を入れるか入れないか、
夏みかんがたくさんあるのを良いことに、夜な夜な実験し続けて、
気がついたら、瓶が10本並んでいた。
しかも中途半端に未完成。
その上、鍋にはまだ2〜3本分作りかけがあって、
段ボール箱には、まだ10個近い夏みかんがあるのだ。

別に全部加工する必要もないのだが、
せっかくの無農薬みかんであり、
これをくれた友人にも食べてもらえるレベルの味をと、
ついついまた明日も作る準備をしてしまった。

で、どうするんだろう。
これ。

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そんな訳で、この日の私が食べたのは、

・ポトフ
・パスタ
・チーズフォンデュ
・フランスパン
・紅茶
・マーマレード、もとい、夏みかん皮の甘煮

家族がぜいたくな食事を作ってくれた。
私も嬉々として、食後に紅茶と、
例の夏みかんの皮を皿に盛って出したが、
皆、紅茶だけ持ってさっさと部屋へこもってしまった。
いいよ、全部食べてやる。

by sibamataumare | 2012-02-11 02:15 | 食べもの