地デジ化って何?
本当に世間知らずですみません。
誰か教えて下され。
何故地デジ化しなければいけないのかは、
百歩譲ってまあ、わかった振りをしよう。
本当にわからないのは、
何故テレビを今、買い替えなければいけないのか?
だ。
実は知り合いの家が、まったく地デジ対応をしていなかった。
というか、アンテナ工事は間に合わないといわれ、
地デジテレビも持っていないのだ。
チューナーを買えばいいと聞いたが、時既に遅しで、
どこも売り切れだった。
あきらめたとは聞いていたが、
今朝、インターネットで、
「総務省が地デジチューナーを緊急貸与してくれる」
というニュースを見つけ、教えて上げた。
対策しそびれた家庭に一台ずつ、3ヶ月まで無料貸し出ししてくれるというのだ。
電話をすると、午後には早々と係員がやってきて、
今までのテレビにチューナーを取り付け、
あっという間にテレビが見えるようになったのだった。
あれっ? アンテナは?と尋ねると、
知り合いはひょろひょろとテレビから伸びたコードをたぐって、
「これなんだよね」と、見せてくれたのは、ウチワだった。
聞けば係員は、これを部屋のあちこちでひらひらさせながら、
「ここですね」と、棚の本の間に挟んでいったという。
「はあっ?」
例の地デジカが描かれた頼りなげなウチワが、アンテナなのだった。
「まあ、安っぽいから長持ちしないし、映りも悪いらしいけど」
と、知り合いはいいながらも、今までと変わらぬ気分で、
テレビを見続けているのだった。
あまりのお気軽さに、
「一体あの騒ぎは何だったのだ!?」と、腰が抜けた。
テレビを昨日までに買い替えなければいけない、という気分にさせたのは誰?
テレビの在庫がないという。
テレビの不法投棄が続発という。
チューナーは売り切れだという。
これまでに何台もの大型テレビが、友人たちの家々から消えていった。
もちろん立派な機種揃いで、まだまだ使用可だ。
これらブラウン管テレビは、どうするのだ?
ゴミが大量に増えるばかりだ。
こんな非常時(と思い込まされた時)に、テレビ処分代が5000円 以上とは何事か!
そもそもエコポイントって何よ。
あ、これは話が飛ぶか。
ま、いいや。
とにかく地デジ対応テレビがない家庭は、どうなってしまうのか。
どなたか教えて下され。