続・今夜も浄水発生土

各県の浄水発生土の表を眺めていると、
場所によってあまりにも数値がバラバラなので、
各水道局及び担当部署に問い合わせてみた。
たとえばこの3県では、下記のことがわかった。

・栃木 http://www.pref.tochigi.lg.jp/j04/06.html
 Q 天日乾燥床に移した日が、震災前なのに、8000ベクレルも検出は何故?
 A 乾燥床は露天なので、ここから取り出して検査をした
  6月10日までの雨が吸着したもの。
  3月19日以降の浄水発生土は、この乾燥床でしばらく天日乾燥させ、
  後日検査して移動する。
  つまり次回の結果が、河川そのもの(+降雨分)になる。
  といいつつ、発表された4月18日に乾燥床に運ばれ、6月28日測定
  の発生土は、何と26000ベクレル/kgに跳ね上がっていた。
  ちなみにこの露天での汚染(つまり雨ざらし)は、
  今回の汚染牛の餌(稲ワラ)に通じるものがあるのか。



・群馬 http://www.pref.gunma.jp/06/q2300007.html
 Q 県央第一水道事務所の測定結果が突出しているのは何故?
 A 6月20日に初めて調査した。
   第一は利根川で3月24日から4月4日までの発生土。
   機械脱水後天日保管? 
   本来なら建設改良土や植木屋の土に使われるが、今は動かせず。



・新潟 http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/mizu_rireki_odei.html
 Q 新潟市の満願寺浄水場の数値が、すこぶる高いのは何故か?
 A 阿賀野川は福島県会津が水源なので、関係あるかもしれない。
   機械脱水で室内保管なので、雨水の影響は無い模様。
   園芸用に出荷されるが今は自粛。
 Q 他の河川でも、数値が出ているのは何故?
 A 浄水場によって、発生土の濃縮度が違うので、一概に比較できない。
   また、セシウムは泥の粒子成分に吸着する。
   つまりきれいな水ほど多くの水の分を集めるので、
   濃縮率が高くなり、数値が高く出る可能性がある。



この3県でわかったことは
  ・セシウムは河川の泥の固形の粒子成分にくっつく性質がある。
     ーこれをろ過すれば、水道水には混入しない。
   どの県も、水道水については不検出
   (どれを基準にしているかは別として)

  ・乾燥のさせ方によって、数値が大きく異なる。
    ウェットベース(通常の汚泥の状態)
    ドライベース(乾燥させた状態ー濃縮されるので数値が大きい)
    その中でも、天日干しで屋外に風雨にさらされているもの
                  ー数値が大きく出る
          機械脱水で屋内保管ー雨の影響は無し。
     といった処理法の数値を、それぞれの県が出しているため、
     単純に比較は出来ない。

  ・水中の泥の量によって、数値が変化する。
    例えば澄んだ原水ー100ℓで1kgの泥
       濁った原水ー100ℓで10kgの泥
    つまり澄んだ原水の泥は濁ったものの10倍必要なので、
    どうしても数値が上がってみえる。
    
  ・そうはいってもやはり水源によって、
    不検出だったりたくさん入っていたり。
   少なくとも、どの河川まで放射能がたどり着いたかという
   参考にはなりそうだ。
   ヨウ素は現在では不検出であるものの、
   セシウムは減っていないか増えている。
  ・上記2つが入っているということは、他の放射能核種の可能性もあり? 
    ろ過できている?

  ・やはり河川の放射能汚染は、ホットスポットに
   関連していることがわかる。
   群馬大学の地質学者早川由起夫先生の放射能地図と、
    各地の浄水発生土測定値を照らし合わせてみると、
    河川汚染の関連がわかる。
    
    私は研究者でも何でもなくて、まるで素人なので、
    ただデータを連ねるにとどめておく。
   
    あしからず。

ま、ご参考までに。
「阿賀野川の水資源」

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by sibamataumare | 2011-07-14 01:44 | ひとりごと