生きていて嬉しい

今日、ようやく宮城県で被災した漁師さんと連絡が取れた。

その集落は、もう壊滅状態だと聞かされていた。
「webで生存者名簿が見られるよ」と、
地元の友だちに教えられたが、
勇気がなくて3週間も試すことができなかった。
ようやく奮い起こして、検索してみると、
ちゃんとお名前と避難場所が現れてほっとした。
でも、ちゃんとした避難場所もないので、
残ったどこかの家々に三々五々分かれて暮らしているらしい。
宅急便も郵便も、届きそうになかった。

ふと気づいて、自分の携帯電話を探してみると、
曖昧な名前で、その方らしき電話番号を発見。
すると、息子さんの家に身を寄せるご本人と連絡が取れたのだった。
思わず電話口で、叫んでしまった。

もっとも5月8日のスライドトークのために、
現地の方々から送られた写真の数々には、
もう言葉もない。

そんなこんなで、喜びもひとしおの後、
ふとテレビをつけてみると、
ビン・ラディンが死んでいた。
どんな犯罪者だったかとも思うが、
その死に対して狂喜乱舞する画面に、
すさまじい違和感を覚えた。

夫が撮りためたアフガニスタンやパキスタンの写真は、
それは美しい国だった。

震災に気を取られている間に、
世界がますますきな臭くなっていた。

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by sibamataumare | 2011-05-02 22:32 | 漁師